29Jun
2018

2018/06/29 2018/06/27 きれいなコラム

もやしの食物繊維の量は?ほかの栄養素やおすすめレシピ3選

毎日の食卓に大変重宝する「もやし」

もやしは実は豆を人為的に発芽させたもので、もやしと似た仲間としては、最近はやりのスプラウトというものがあります。

もやしは一見栄養がなさそうですが、調べてみると様々な栄養素を含んでいることがわかります。

どういった栄養素を含んでいるのかを、これからご紹介していきましょう。




もやしにはどれぐらい食物繊維が入ってる?

もやしはその姿からわかるように、ほとんどが水分です。

パーセンテージでいうとおよそ94%が水分でできています。

そんなもやしにも、食物繊維が意外にも2.3gと多め に入っています。

これは大根や白菜の1.4g前後よりは多く、人参の2.4gとほぼ同等です。

この食物繊維は、ヒゲの部分まで含まれていますから、ヒゲを切って調理しないようにしましょう。

 

もやしの美容&健康効果は?

もやしを選ぶ時は、軸がしっかりしていて豆が開いていないものを選ぶようにしましょう。

ヒゲ根が白くて短いものがおすすめです。

もやしは安価で手頃で低カロリーと良いこと尽くしですが、美容と健康のためには、主にビタミンCが多いことから

    • 美肌
    • 風邪の予防
    • インフルエンザの予防

などに効果があります。

そしてコラーゲンの生成を促すので、シミやたるみにも効果的

豆の時にはなかった消化酵素のジアスターゼや、ビタミンCが発芽によって増えるため、豆よりは栄養があります。

そして消化機能の改善や生活習慣の予防にも効果があります。

効果的な料理方法としては、茹ですぎないこと。

せっかく含有量が多いビタミンCが減少してしまうからです。

もやしは本来菌の多い食品なので、何らかの理由で菌が増殖したら、食中毒になる危険もあるので、くれぐれも保管には注意して、使い切るようにしましょう。

 

他の栄養成分は?

カリウム

もやしにはカリウムも160mg含まれています。

ですからむくみや血圧が高い方におすすめです。

カルシウム

もやしにはカルシウムが23mg含まれています。

カルシウムは大切な骨や歯を丈夫にしてくれる役割があり、骨粗鬆症などの予防にも適しています。

ビタミンB2

もやしにはビタミンB2が0.07mg含まれています。

    • 疲れ目
    • 目の充血
    • 肝臓機能低下
    • 口内炎
    • 舌炎皮膚・粘膜の炎症

などに効果的です。

もやしには鉄分もわずか7%ですが含まれています。

貧血にお悩みの方に効果的です。

葉酸

もやしには意外にも葉酸が15%も含まれています。

葉酸はビタミンB12と一緒に摂ると、造血作用がアップします。

アスパラギン酸

もやしにはアスパラギン酸という成分も0.48g含まれています。

アスパラギン酸は栄養補給ドリンクにも配合されているので、疲労回復などに役立ちます。

そして免疫力を高める効果もあります。

 

どんな人におすすめ?

便秘を改善したい人

便秘症の方は、もやしを食べると食物繊維が含まれている>ので効果的です。

しかしもやしだけでなく、食物繊維が入っている食品と合わせることで、更に便秘解消に役立ちます。

アンチエイジングを目指す人

もやしの持つビタミンCの力で、つややかな肌にすることができます。

そして身体の中にある酸化した成分を還元してくれる役割もあるので、アンチエイジングとして若返り効果も期待できます。

むくみやすい人

もやしにはカリウムが入っているので、体内の余分な水分を排出してくれ、むくみを解消してくれる働きもあります。

風邪をひきやすい人

普段から風邪をひきやすい人は、もやしを積極的に食べるとビタミンCの効果で、風邪になりにくいです。

毎年風邪をひいてしまうという方は、他のビタミンCを豊富に含む食材と一緒に、もやしを食べると良いでしょう。



食べる量やベストなタイミングは?

カロリーはどれぐらい?

もやしは100g当たり14Kcalと超低カロリーととってもヘルシーです。

しかも栄養素も色々入っているので、美容と健康に非常に効果があります。

ベストなタイミングは?

もやしのGI値は、超低数値の22です。

これだけ低いGI値だと食べても血糖値はすぐには上がりません。

ですから糖尿病の方にもおすすめです。

食べるタイミングとしては、食前がおすすめです。

カロリーと低GI値ということで、もやしはダイエット最中の方には救世主的な存在です。

 

さらにもやしの効果を高める食べ合わせは?

    • ホウレンソウ
    • レバー
    • 牡蠣

といったものと一緒に食べると、貧血予防と改善や冷えの予防になります。

    • あさり
    • 鶏肉
    • シジミ

といったものと一緒に食べると、ボケ防止、肝臓病の予防に。

    • 白菜
    • かぶ
    • 大根

と食べると、胃腸の調子をよくしてくれます。

 

おすすめレシピ3つ

もやしと大豆は黄金コンビ!

大豆もやしのナムル

<材料>

大豆もやし 150g
ホウレンソウ 50g
☆しょうゆ 大さじ1
☆かき油 大さじ2
☆ごま油 大さじ1
☆酒 大さじ1
☆豆板醤 小さじ1
☆こしょう 少量

<作り方>

1)大豆もやしは水から入れ、煮立ってから7~8分、豆に火が通るまでゆでる。
ゆであがったらざるにあげて、そのまま冷ます。
2)ホウレンソウも茹でて、水けをきり、食べやすく4~5㎝の長さに切る。
3)調味料☆を合わせて、和え汁を作り、1)2)を加えて混ぜ、味をなじませる。

大豆もやしと鶏肉のピリ辛スープ煮

鶏肉のだしが効いて、もやしと大豆が美味しい!

<材料>

大豆もやし 150g
鶏胸肉 1/2枚
固形スープの素(チキン) 1個
赤唐辛子 1~2本
酒 大さじ2
塩 少量
こしょう 少量
ごま油 小さじ1
酢 大さじ1

<作り方>

1)大豆もやしは水から入れ、煮立ってから4~5分ゆでて湯を切っておく。
2)鶏肉は細切りにする。
3)鍋に湯1と1/2カップを注いでスープの素を崩し入れ、赤唐辛子をキチンばさみで輪切りにして加える。
4)煮立ったら酒を加えて1)2)を加えて2~3分煮る。
5)アクを取って塩、こしょうで味を調える。
6)火を止めてごま油を落とし、酢を加える。

ニラ・モヤシと牡蠣の辛味炒め

残ったもやしを使い切りたい時に便利な炒め物。

<材料>

ニラ 50g(1/2束くらい)
モヤシ 100g(1/2袋くらい)
ネギ 1/2本
牡蠣 中10粒くらい
小麦粉 大匙1.5
コショウ 少々
サラダ油 大匙1
ごま油 小匙2
☆ニンニク(すりおろし) 1/2片
☆豆板醤 小匙1
☆甜麺醤 大匙1/2
☆醤油 大匙1/2
☆オイスターソース 小匙1
☆紹興酒(または酒) 大匙1
☆砂糖 少々

詳しい作り方はこちらへ↓
https://cookpad.com/recipe/2538489

 

まとめ

もやしは料理に使うとリーズナブルで、食べると栄養も豊富。

水分も適度にありとダイエットをしている方には非常にうれしい食材です。

豆もやしや緑豆もやし、ブラックマッペ等種類も豊富ですから、お好きなタイプを選んで料理にバリエーションを与えるのも良いですね。

やはり油でサッと炒める方法が、一番栄養価が高いですので、なるべく炒め物に使いましょう。