31Jul
2018

2018/07/31 2018/07/31 おもしろコラム

今なら訴訟問題になりそうなキテレツ教師あるある

今の時代、教師は立場が弱いと言われています。

親がうるさくなったというのもありますが、

見直しが必要なくらい、昔は暴力や暴言が横行していましたもんね。

ほんと、今なら訴訟問題ですよ。懲戒解雇ですよ。

でもね、悪質のひと言で片付けるには勿体無いくらい教師も個性的でした。

今はいないんだろうな…いたらやばいよな…

そんなキテレツだった教師たちの記録 を残しておきたいと思います。

こんな先生、どの学校にもいたはずですよね?




昔の先生ってこんな感じだった


私は1979年生まれです。

小中高とまんべんなく、竹刀や定規等の武器を携えている先生がいた時代です。

教師の暴力が問題視されるようになったのは、どうやら90年代中頃らしい。

今みたいに騒がれるようになったのは2000年以降だと思うので、

私の世代は、先生の暴力が横行していた時代の最後の生徒なのかもしれません。

廊下に立たせるとか、校庭何周とか、雑巾掛けとか、昔の漫画みたいなベタなペナルティも普通でした。

長いだの赤いだので、無理やり髪の毛を切られちゃう生徒もいました。

昔の先生って、大体そんな感じでした。
頭を叩かれるくらいは、ほとんどの生徒が免疫を持っていたものです。

先生が横暴ということに関しては、かなり麻痺している私たち世代でも、

中には生徒が本気で引いちゃうような先生もいて、

今思うとやべー奴っていうか、

今なら確実に訴訟問題の対象っていうか。

なんかキテレツだったんですよ、色々と。
 
 

熱血すぎてキテレツな先生


どの学校にも必ずひとりは「熱い先生」って存在すると思います。

私の知るK先生は、熱血と自己陶酔の間を生きていて、

口癖は「真剣勝負だぞ!」でした。

クラスで喧嘩が起きた時、一本背負いをして制した こともありました。

(給食の時間だったので、他の生徒のシチューがひっくり返るという二次被害が起きました)

リコーダーを真面目に吹かない女子生徒には、容赦ないビンタ をくらわしていました。

(その衝撃で女子生徒の鼓膜が破れちゃいました

「いじめられたやつの気持ちになれ」と言って、いじめっ子の靴に山ほど画鋲入れて 差し出しました。

(いじめっ子はその靴を普通に履いちゃって、結局「…よし」みたいになって収束しました)

隣のクラスの黒板に教員の悪口が書かれていたので、連帯責任として全員にビンタ していました。

それでも犯人が名乗り出ないので、今度は裏手で全員にビンタ をくらわしていました。

(結果的に、そのクラスの生徒全員が往復ビンタを受けたのですが、犯人は他のクラスの生徒でした)

ただ、先生が「給食のカレーに黄色いチョークの粉をかけられる」という嫌がらせを受けた時は、

「これは真剣勝負だ」と言って完食していました。

…わからない。

…怒りのツボがわからない。

こういう熱血系のキテレツ教師は比較的遭遇率が高い ので、

誰しもエピソードの一つ二つは持っているかもしれないですね。



下ネタで引かせるキテレツな先生


私の知る限り最もゲスな教師は、中学にいたT先生です。

お前が中2かよってくらい、稚拙な下ネタが好きでした。

小学生みたいなうんこちんちんのレベルならまだしも、

女子の太ももがどうの、女子の胸元がどうの言っちゃうんですよ。

そのエロトークが聞きたくて、授業中に男子生徒がわざとそういうネタを振って 煽ってました。

そんでまた、まんべんなく乗っかってくるんですよ。

「5組のミチコさんは、エロいですよね。スカートから太ももがチラッと見えたりすると、私の下半身もウフフ…」
「3組のルミコさんの胸は正直たまらないですね、ダメだと思ってもついね、視線がね、ウフフ…」
「タイプなのは2組のユキコさんですかね、ああいう人が恋人なら毎日でもね、ウフフ…」

めちゃキモイですよね、めちゃキモイんですよ。

つか、やべー奴ですよね。完全に。

男子は笑っていた けれど、女子は完全に引いてました。

当時は「キモイ」程度の受け止め方でしたが、大人になるとかなりヤバイと気がつきます。

実名挙げられたのが自分の娘だったらと思うと、ゾッとします。

ほんと、訴訟どころか去勢ですよ。
 
 

無神経すぎてキテレツな先生


「てめー」とか「バカ」とか、そういう類じゃない。

「デブ」とか「チビ」とか、そういう類でもない。

A先生は、もっとデリカシーがなくて、もっと無神経な発言をしちゃう人でした。

結論から言うと、あだ名です。

校内にはびこるくだらないあだ名。

それは、生徒から教師に向けた隠語であるのが常。

横暴な教師に対する、生徒の地味な反抗 なのです。

にもかかわらず、A先生は堂々と生徒にあだ名をつけてました。

天然パーマのユタカ先輩には、「おい、ラーメン」と。
体格の良いカナコ先輩には、「おい、大砲」と。
唇の厚いミカちゃんには当然「おい、タラコ」と。

なんっのひねりもない!!

見たまんますぎて、逆に笑いそうになる。

でも、笑っちゃいけないという空気くらいは読める。

でも、先生は傷つけている自覚がない から、普通であだ名でよぶ。

先輩がある日「ラーメン」になっている。

天パだからって「ラーメン」になっている。

どうしよう、笑いたい。

こんなにくだらないのに!

そんな、良い思い出です。
 
 

まとめ!化石になる前に笑おう

きっとこの先、こういう先生に会うことはないんだと思います。

「いい時代だった」「いい先生だった」 なんてことは決して言えませんが、

幸い笑える思い出として抱えることができています。

キテレツな先生は、いずれ化石扱いになるはずです。

勿体ないので、記憶に残っているうちに思い出して笑っておきましょう。