24Jul
2018

2018/07/24 2018/07/23 おもしろコラム

THE本音!このおすそ分け、貰っても困るんですよね

結婚出産して一戸建てに住むようになって約5年が経ちます。

この間に学んだ世界といえば、町内会と近所付き合いとママ友です。

正直言って、私はどれも得意ではありません。

それでも、波風立てない程度にうまくやっているつもり です。が、

その世界に蔓延している「おすそ分け」だけは未だに苦手です。

「たくさんあるので良かったら貰って」と言われるたびに、
「うわ、きた…」と思ってしまうのです。

ひどいですよね、ライトなクズ感が出てますよね。

でも、これって私だけでしょうか?

ちょっと本音をぶちまけてみたいと思います。




なぜ、おすそ分けが苦手かというと


いらないなら断ればいいじゃない。嫌々貰うのは相手に失礼よ。
 
 
はい、正論だと思います。

でも、それができたら困ってねーわ!

だって、その手にブツを持って自宅までやってくるわけじゃないですか。

現物差し出されて、

わざわざ足まで運ばれて、

「あー…イラネ」

とか言えるほど、こっちはハートが強くないんですよ。

とっさに断る理由も探せないし。

それだけじゃありません。

私は、後日お礼や感想を言うのがタルい。

というか、忘れてしまうんですよ。

よっぽど美味しいとか嬉しいとか 、心を動かされない限り、ほぼ100%に近い確率で忘れます。

その時に、しまった!と感じるのも負担だし、同居している姑に「お礼は言った?」と突かれるのも鬱陶しい。

あと、最大の理由とも言えるのがコレです。

料理が嫌いなうえに、食べ物の好き嫌いも多いからです!
 
 

貰って困るものって…


そんな私でも、貰って嬉しい物 もあります。

それは土産物の箱菓子やジュース。

なにひとつ害のない、ただただ良心的な貰いもの だと思っています。

それ以外のものって、何らかの困る理由を孕んでいませんか?
賞味期限が短くて、食べる方の都合に合わないとか。

よく知らない人の手作りなうえに、それがおはぎとかおにぎりとかの「めちゃ触ったよね系」のものだとか。

そもそも、それ自体が好きじゃない食べ物だとか。

おすそ分けって、意外と相手の都合はスルーされるじゃないですか。

とはいえ、私がおすそ分けする立場になることもあるわけです。

そんな時は、ちゃんと心の中で「押しつけてごめんね」 と思っています。
 
 

単純に量が多い!シリーズ


おすそ分けの最たる課題は量に尽きます。

分けるくらいだから、家庭でも余ってるというのは推測できますが、

「うちだって余るわ!」というほど大量に持ってくる人も。

特に野菜。
 
 
家族構成も鮮度も一切無視して目一杯の量をくれるんですよね。

スーパーの袋にパンッパンに詰めたジャガイモとか、

玉ねぎ10個とか、白菜2個とか。

適量なら嬉しい けど、大量だと処理に追われて負担になります。

新鮮なうちに食べたい から「お徳用」には手を出さないというのに。

普段使いしやすい野菜ならまだしも、これまで貰った強者にはこんな面子も。

冬瓜1玉。
 
 
こんなにいらねえの代表格。

それをくれたのは意外と近所の若妻で、

「旦那の実家からアホほど送られてきて困ってる」とのこと。

明らかに「ごめん、貰って」という下からお願い感が出てました。

姑ってそういうことするよね、わかるわかる。っていう同情で受け取るも、

後日、うちの同居している姑が

「冬瓜美味しかったわー」と言ったがために、追加でもう1玉よこしやがった…。

どうして女子は柑橘系を喜ぶと思っているのか

クラフト系のおしゃれ女子って、なんで柑橘系をおすそ分けしたがるんでしょうね。

山盛りの金柑とか、無農薬系のレモンとか。

「庭で採れた柑橘類」みたいなのを喜ぶと思ってる節がある。

中でも強烈だったのは、

晩白柚1玉

そもそもいらねえの代表格。

剥くのが面倒だから、果物はバナナとさくらんぼしか食べない。

そんなこっちの都合も知らず、よりによって晩白柚。

あんなバカでかいのをドヤ顔で渡されたら、

いろんな意味で「すごーい」としか言えませんよ。

どうやって食べるんだ ?からはじまって、めんどくせえに終わる。

その結果、ずーっとそこにある。

ずーっと。

食べられなくなるまで。

ずーっと。


さらに手間がかかる…シリーズ


量の次に罪深いのは、手間だと思うんですよ。

代表的な手間といえば冷凍解凍。

「こんなに食べられない」とやんわり断ると、
「大丈夫冷凍できるから」と言う冷凍信者っていますよね。

そこに物申したい。

だーかーらー、それが面倒なんだってば!

「流水2分」みたいな枝豆感覚の気軽さだったら良いけれど、ほとんどは自然解凍数時間とか、レンジで500w数分様子を見て追加云々。

貰ったものを食べるのにそこまでのモチベーションないんだってば!

さらに、冷凍するのも手間

大量の明太子とか鮭とかを、ひとつずつラップに包んで、さらにジップロックで…

好きで買ったものでもないのに、やってらんないです!
ちなみに、姑の実家から毎年100個程度の笹団子が届きます。

もちろん我が家の冷凍庫は笹団子でパンパンになります。

マジで他の物が入らないくらい笹団子だらけになります。

しかも、解凍の加減が難しくて食べたい時にすぐ食べられません。

もう…なんなのこれ?ですよ。

笹団子を貰ったんだか、手間を貰ったんだかわかんないくらいです。

タケノコ問題

あと、代表的なのはタケノコですね。

とにかく茹でる手間がかかる!

うちの近所では、春のなると必ずタケノコの押し付け合いが発生します。

日持ちもしない・そんなにタケノコばっかり食べたくない。

そのくせ、家族で掘りに行っちゃう。

そんな裏事情から、最終的に「茹でてあげるからもらって 」の域にまで達します。

ある日「もらって」というLINEとともに、茹でたタケノコが郵便受けに入っていたことすらあります。

どうして人は春になるとタケノコを掘ろうとするんでしょうかね。
 
 

まとめ!おすそ分けの理想って

散々ぶちまけといてなんですが、おすそ分けって、やり方によってはもっと喜ばれる と思うんですよ。

一回で食べきれる量を、手間をかけさせない状態で渡す。

これに尽きると思うのです。

おすそ分けの元ネタになる実家や姑なんかは「格好がつかない」という理由で、無駄に大量におすそ分けしようとしますが、これこそが元凶。

お互いの都合があるのだから「食べてみて」程度の量が理想 だと思います。

それができないがゆえに、私のようにおすそ分けが嫌いな人もいるのではないでしょうか?