14Jun
2018

2018/06/14 2018/06/08 きれいなコラム

バナナの食物繊維の量は?ほかの栄養素やおすすめレシピ3選

スポーツの前や体力を即時に付けたい時に重宝されるのが「バナナ」。

バナナはお子様からお年寄りまで、多くの方に愛されている手軽なフルーツですよね。

このバナナには食物繊維がどの程度含まれているのか、また栄養素は何があるかなど、「バナナ」について詳しく説明していきます。




バナナにはどれぐらい食物繊維が入ってる?

バナナに含まれる食物繊維量は、100g中1.1g

成人が一日に必要な食物繊維量は、男性で20g、女性で18gです。

少し太めのバナナが187gですから、男性は一日にバナナを9本強程度、女性は7本程度食べれば、一日の食物繊維を摂取できることになりますね。

でもこんなにバナナは食べられない上、バナナには糖分が多いので、バナナだけでなく、他の食物繊維で補っていきましょうね。
 
 

バナナの美容&健康効果は?

バナナには美容と健康の効果がたっぷり詰まっています。

例えば、消化吸収がしやすい食物繊維の多いフルーツですから、便秘解消には特におすすめです。

人によっては、食べたら数時間でお通じがでることも。

良質な糖質を含んでいるので、病後や病中で食欲がないときにも食べやすく、即時にエネルギーになるので、食欲がない時にはとても重宝する食材です。

またがんや動脈硬化の予防にも効果的です。
 
 

他の栄養成分は?

では食物繊維だけでなく、バナナに含まれれるほかの成分についてもご紹介しましょう。

ブドウ糖

自然界にもっとも多い糖質で、単糖類に属し、身体や脳に不可欠な栄養素になります。

血液中に一定濃度含まれていて、エネルギーが必要なときに、随時利用されていくという、身体にはもっとも重要な糖質です。

果糖

果糖はフルーツに多く含まれる栄養素で、ブドウ糖と同様で単糖類です。

果糖は過剰に摂取すると、太ってしまうというデメリットもあります。

当然バナナも摂りすぎると太ってしまいますからほどほどにしておきましょうね。

フラクトオリゴ糖

フラクトオリゴ糖は、単糖類が3つつながったもので、糖質の分類ではオリゴ糖に属します。

この3種の糖分を持つことで、多くの善玉菌の良質なエサになっているので、腸内細菌を活発にして、便秘を予防してくれます。

カリウム

バナナにはカリウムを100gあたり360mgとトップクラスのカリウムを多く含んでいます。

足がむくんでしょうがない時にバナナを食べれば、ナトリウムが細胞から排出されてむくみが解消されやすくなります。

セロトニン

バナナには精神を安定させるセロトニンも豊富に含んでいます。

バナナを食べると何となくホッとするのも、そうした効果なのかもしれませんね。
 
 

どんな人におすすめ?

ダイエット中の方

かつてはバナナダイエットもあったほど、ダイエットにバナナは定番です。

高い栄養素と、空腹を抑える糖質の上昇がすくない糖分が、ダイエット中にはとてもよいと好評です。

しかもむくみを抑えて、代謝をうながしますから正にダイエットには最適です。

スポーツをする人

良質な糖分ぶどう糖と果糖を含んでいるので、スポーツをしてすぐにエネルギーが欲しい時には

    • スピーディーに栄養が脳に届く
    • 腹持ちもよい
    • 心も落ち着かせてくれる

試合の途中などここぞという時には、バナナを食べると元気をチャージできます。

便秘気味な人

普段から便通が悪いという方には、腸内細菌を活発にさせてくれるフラクトオリゴ糖が含まれているバナナを摂るのがおすすめです。

特にヨーグルトバナナは、腸内細菌に強く働きかけてくれるので、即時にお腹がぐるぐるっといって、便通をほどこしてくれます。

ただし水分が少ないと、出るものも出ませんので、水分は多めに摂るようにしましょう。

高血圧を気にする方

身内が全て高血圧という方で、まだ自分は血圧が高くない時には、毎朝バナナを食べるようにしましょう。

バナナに含まれるカリウムという成分が

    • 身体のむくみをとる
    • 循環をよくしてくれる
高血圧を予防してくれます。

あしのむくみが強い方

バナナに含まれるカリウムが、細胞内のナトリウムとカリウムの調整をしてくれるため、足がパンパンにむくんでいる方や普段からむくみやすい方には、大変重宝するフルーツです。

筋肉がけいれんしたり不整脈が起こる方

普段から筋肉が痙攣しやすかったり、不整脈が多いという方におすすめなのが、バナナです。

バナナに含まれているカリウムが

    • 代謝を良くする
    • 浸透圧のバランスを調整
    • 不整脈が起こる

のを防いでくれます。



食べる量やベストなタイミングは?

バナナはフルーツですから、大量に摂ると果糖の影響で逆に太ってしまうから要注意です。

カロリーはどれぐらい?

バナナのカロリーは100g当たり86kcalとフルーツの中では高めのカロリーです。

1本が120gくらいのバナナなら、およそ103Kcalになります。

ベストなタイミングは?

ダイエットをするときに、バナナを食べてよいのか?

吸収率はどれだけあるのかを知らべてみました。

吸収率とはGI値のことで、急激な血糖値の上昇があるかないかを数値で示したものです。

バナナのGI値は55になり、中等度の血糖値の上昇がみられる食材です。

ですから食べると、急激な血糖値の上昇はないにしても、若干は高めなので、食べすぎると中性脂肪になってしまいますから注意しましょう。 ダイエットの時に食べるなら、朝食の時に適量食べるとよいです。

運動の時のエネルギー源とするなら、発揮したい時間から1時間程度前にバナナを食べると、消化吸収されて空腹を感じず、集中力も高まります。  
 
 

さらにバナナの効果を高める食べ合わせは?

バナナの整腸作用をさらに高めるためには、乳製品が食べ合わせとしておすすめ

    • 牛乳
    • ヨーグルト
    • チーズ
プルーン、りんご等と一緒にたべるものおすすです。  
 
 

おすすめレシピ3つ

簡単で効果の高い食べ合わせの良いおすすめレシピを3つご紹介していきましょう。

整腸作用を高めるコーヒーデザート

バナナとキビ砂糖が入っているので、ミネラル分をたっぷりいただけます。

牛乳とバナナを加えることで、腸内フローラを刺激して、便秘予防にも。

<2人分>

バナナ  1本
牛乳  200ml
ナッツ 5~10粒(お好みで)
インスタントコーヒー(お好みで)
きびさとう(または砂糖) 小さじ1(お好みで調整)
片栗粉 小さじ1
水   小さじ2

<作り方>

1)バナナを輪切りに切って、きびさとうとインスタントコーヒーをかけて絡めておく。
2)片栗粉と水を火にかけ、とろみがでるまで煮る。
とろみが出たら火からおろして、さます。
3)1)に2)をかけて、冷蔵庫で10~15分程度冷やして、最後にナッツを上からかけてできあがり。

ココナッツミルクかけヨーグルトバナナ

ココナッツに含まれる中鎖脂肪酸とバナナのフラクトオリゴ糖が、お腹にとてもやさしく吸収を促進してくれます。

胃に負担をかけないのに、体脂肪にもなりにくい作用があるココナッツで、バナナの良さを更にアップ。

腸内細菌を活発にしてくれ、便秘に効果的。

<2人分>

ココナッツミルク 大さじ1
バナナ 1本
ヨーグルト 150ml
きびさとう(または砂糖)(お好みで調整)

カッテージチーズとあっさりフルーツ

あっさりとバナナと頂きたい時に。

<2人分>

牛乳400ml
酢 大さじ1
バナナ1本
りんご 1/4
きびさとう(または砂糖)

<作り方>

1)バナナは輪切り、りんごはくし切りにしておく。
2)牛乳を火にかけ、沸騰する間際になったら酢を入れて分離させる。
3)カッテージチーズ状になった部分を天かす取りでとりのぞいておく。
4)バナナとりんごにカッテージチーズを加えて、きびさとうをかける。
(上澄み液(乳清)は、カレーに使ったり、パンケーキにも可)

 

まとめ

バナナについてお伝えしてきました。

バナナはダイエット中の強い味方であることは確かですが、あまり食べすぎると、減量できずに体重が増えてしまうので注意が必要です。

適量を守って、美味しく美しい摂取のしかたをしていきましょう。