25Jun
2018

2018/06/25 2018/06/22 きれいなコラム

アスパラの食物繊維の量は?ほかの栄養素やおすすめレシピ3選

アスパラというとどんなタイプを思い浮かべますか?

一昔前ならホワイトアスパラガスが主流でしたが、今ではグリーンアスパラガスが主流になりましたね。

このアスパラガス、春から夏にかけて出てくる新芽を食べる野菜として知られていますが、栄養素はどういった成分が含まれているのでしょうか?

またダイエットの最中に食べてもよいのでしょうか?

ご説明していきます。




アスパラにはどれぐらい食物繊維が入ってる?

アスパラが食用とされたのは明治の時代。

本格的に栽培を行ったのは大正時代のころと言われています。

そして昭和40年以降はアスパラと言えば、グリーンアスパラを示すようになりました。

おいしいアスパラは、緑が濃く穂先がつぼまっているもので、直径が1cmくらいあるもの。

アスパラは昔から

    • 利尿効果
    • 健胃作用

があったりする薬用の野菜として知られてきましたが、食物繊維も含まれていて、ヘルシーな食材です。

アスパラにはだいたい100g当たり食物繊維が1.8g含まれています。

これは大根の1.4gよりも多い数字です。

 

アスパラの美容&健康効果は?

アスパラギン酸は、疲労のもとになる乳酸を分解して

    • 新陳代謝をよくする
    • 疲労回復
    • 体力アップ

に役立ちます。

また、穂の先だけ含まれるルチンは、毛細血管を強くする働きがあるので、高血圧の予防に適しています。

さらに、アスパラにはGABAという成分が豊富に含まれています。

GABAは

    • 肝機能の回復を助ける
    • 高血圧を正常の血圧に改善する

という働きがあります。

これは腎臓の機能を亢進させて、余分な塩分を取り除くという働きがあるため、血圧を低下させるというしくみ。

体内のナトリウムとカリウムのバランスが悪いという方には、アスパラはおすすめです。

 

他の栄養成分は?

β―カロテン

アスパラにはβ―カロテンが100g当たり370μg含まれています。

β―カロテンは、腸で吸収されてビタミンAに変わるので、皮膚や粘膜の強化をしてくれる働きがあります。

また、強い抗酸化作用があるので、肌の老化や紫外線のダメージで酸化してしまうといったお悩みの方には、β―カロテンを補うと良いです。

ビタミンE

アスパラにはビタミンEが100g当たり1.5mg含まれいます。

ビタミンEも強い抗酸化作用があるので

    • 肌の老化
    • 体内の油の酸化
    • 血液中のLDLコレステロールの酸化

を防いでくれる役割をもっています。

ですから動脈硬化や心筋梗塞といった成人病にも有効です。

ビタミンB2

アスパラにはビタミンB2が100g当たり0.15mg含まれています。

ビタミンB2は、別名「発育のビタミン」「脂肪燃焼ビタミン」とも呼ばれていて、成長を促進したり

    • 脂質
    • 糖質
    • タンパク質

をエネルギーに変える時の補助的な役割をしてくれます。

脂肪を良く摂取する人は、とくにこのビタミンは多く取る必要があります。

ビタミンC

アスパラにはビタミンCが100g当たり15mg入っています。

ビタミンCも還元作用が強く、肌が紫外線で傷んでしまった時に修復してくれる作用があります。

また、風邪やインフルエンザにひきやすいといった方にも効果があり、免疫力を上げ、風邪をひきにくくしてくれます。

もちろん美肌効果も期待できます。

ビタミンCは皮膚にあるコラーゲンの生成を促してくれるため、多く取ればとるほど、肌がぴかぴかになります。

カリウム

アスパラには、カリウムが270mg含まれています。

これによって、体内にある余分な水分を外に排出し、ナトリウムとカリウムのバランスを調整してくれる役割があります。

ですからむくみが多い方には特におすすめ

また高血圧気味の方の血圧も下げる効果があります。

 

どんな人におすすめ?

腎臓や肝機能が気になる人

アスパラに含まれるGABAの成分のお蔭で、肝臓の機能がうながされて、肝機能が回復するだけでなく、腎臓にある余分な水分を排泄して血圧を下げる効果もあるという優れた機能ももっています。

ですから肝臓や腎臓がきになる方におすすめなのです。

二日酔いを楽にしたい人

アスパラには、二日酔いを楽にする効果もあるんです。

アスパラギン酸にある疲労回復効果と、GABAの肝機能を回復させる効果の二つが機能して、お酒を飲んだ翌日もスッキリとした状態で過ごすことが期待できます。

アンチエイジングを目指す人

なんといってもアスパラにはビタミンC、E、B2と、肌を美しくするのに適した成分がたっぷり含まれています。

さらに疲労回復効果もあるため、いつでもいきいきとした肌で健康にすごせる効果が期待できます。

 

食べる量やベストなタイミングは?

カロリーはどれぐらい?

アスパラのカロリーは、予想通り低めの100g当たり22Kcalになります。

ベストなタイミングは?

アスパラのGI値は25と低GIになっています。

最近の報告ではアスパラのエキスには

    • すい臓を刺激して機能を高める
    • インスリンの分泌を増加
    • 糖を調整する

という役割があるそうで、このGI値の低さと含めて、糖尿病の方にはとても嬉しい食材です。

もちろんダイエット中の方にもおすすめです。

食べるタイミングとしてはいつでも良いのですが、食べるなら食前に食べるのがおすすめです。



さらにアスパラの効果を高める食べ合わせは?

アスパラはビタミンB2を含んでいます。

ですから食べ合わせにするにはタンパク質と一緒にとるのがおすすめです。

また、β―カロテンは油と一緒に摂取すると、吸収しやすくなるので、なるべく炒めものにするとよいでしょう。

その他、ビタミンが豊富ですので、サラダとして野菜と一緒にとるのも更に効果的です。

 

おすすめレシピ3つ

タンパク質と一緒に摂ることで、必要な栄養素を補えます。

グリーンアスパラと牛肉のかき油いため

タンパク質とビタミンが豊富に摂れるバランスメニュー

<材料>

グリーンアスパラガス 1束
塩 小さじ1
牛肉薄切り肉 100g
酒 しょうゆ 各小さじ1/2
ねぎ 10㎝
にんにく ひとかけ
しょうが 小ひとかけ
サラダ油 大さじ1
しょうゆ 酒 各小さじ1
砂糖 小さじ1/2
ごま油 大さじ1

<作り方>

1)塩を入れた熱湯でアスパラを1~2分固めにゆで、水にとる。
水気を切って斜め半分に切る。
2)牛肉は4cm長さに切ってボールに入れ、酒、しょうゆ、をふって手でまぶしつける。
そのまま5~10分おいて味をしみこませる。
3)ねぎは幅1.5cmの斜め切りに、にんにくは薄切りにする。
しょうがは皮をむいて薄切りにする。
4)サラダ油を熱して、ねぎ、にんにく、しょうがを強火で炒める。
香りがたってきたら、牛肉を加え、ほぐしながら炒め合わせる。
5)肉の色が変わったら、アスパラを加えてサッと炒め合わせる。
6)アスパラをひと炒めしたら、かき油、しょうゆ、酒、砂糖を加えてさっとからめ、ごま油をふってひと混ぜし、器に盛る。

グリーンアスパラとシイタケの焼きびたし

アスパラとしいたけを簡単に調理して食べられる副菜。

<材料>

グリーンアスパラガス 2束
生しいたけ 6枚
ねぎ 2/3本
赤唐辛子 1本
☆酢 1/4カップ
☆だし 大さじ2
☆しょうゆ 大さじ1
☆塩 少量
☆にんにく 少量

<作り方>

1)アスパラは根元のかたい部分を折る。
生シイタケは石づきを取る。ねぎは3㎝の長さに切る。
2)赤唐辛子の種を取って☆と鍋にいれ、煮立ててから火からおろす。
3)熱した焼き網にアスパラ、しいたけ、ねぎをのせて返しながら、焦げ目がつくまで中火で焼く。
熱いうちに2)につけ10分ほど置く。

豚とアスパラのバタポン

タンパク質が摂れて、ニンニクのアリシンの成分で疲労回復にも。

<材料>

豚小間 300g
酒 大1
ニンニク 1片
小麦粉 少々
マーガリン 大1
アスパラ 1束
しめじ 1/2パック
ポン酢 大3
黒胡椒 適量

詳しい作り方はこちら↓
http://cookpad.com/recipe/2361266
 

まとめ

アスパラは一つの野菜の中に、重要な成分がいろいろ含まれている優れた野菜です。

ビタミンミネラルが豊富で、しかも免疫力も高くなるアスパラの力って凄いですよね。

若いからからお年寄りまで食べられるので、是非ご家族で食べて美肌と免疫力アップに努めて頂きたいです。