12Jun
2018

2018/06/12 2018/06/08 きれいなコラム

りんごの食物繊維の量は?ほかの栄養素やおすすめレシピ3選

お菓子やお料理にも重宝される「りんご」。

一日一個のリンゴは医者いらず」という言葉もあるりんごを、みなさんは普段はどんな使い方をしていますか?

美味しくてアレンジも豊富に出来るりんごに含まれた食物線維とその他の栄養について、ご紹介していきましょう。




りんごにはどれぐらい食物繊維が入ってる?

りんごはバラ科のりんご属に属している樹木になる実で、古くは明治時代から取り入れられました。

世界や日本でも「ふじ」という品種は人気がありますよね。

りんごは自分自身でワックスのようなツヤを皮の表面にだして、熟しているサインを出します。

これにはリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が含まれていて、とても栄養があるのです。

この被膜によって、りんごの内部の水分が飛ばないようにしてあるんです。

自然の力はすごいですね。

りんごには食物線維がたっぷり入っている気がしませんか?

ところが実は100g当たり1.4gと、ブルーベリーの3.3gより少ない量なのです。

似たような食感の梨は0.9gとりんごよりやはり少なめの食物繊維量です。

 

りんごの美容&健康効果は?

りんごには水溶性の食物繊維であるペクチンという成分が多く含まれていて、腸内細菌を整える役割がありますから、便秘の予防に非常に適しています。 また、りんごの酸味やりんご酸といった成分が疲労回復にとても有効なので、疲れた時にちょっとつまむとよいですね。

また抗酸化作用が強いりんごは、アンチエイジングにも効果的

中性脂肪を減らすというダイエット効果もありますから、りんごダイエットとして流行しましたよね。

 

他の栄養成分は?

りんごに含まれる他の栄養成分についてご紹介しましょう。

ポリフェノール

りんごの皮にはポリフェノールがたっぷり入っています。

だから皮ごと食べるのが栄養面では優れているのですが、農薬がかかっていることが多いので、食べる前はしっかり洗ってから食べるようにしましょう。

ポリフェノールは、紫外線で老化した肌を、老化から予防するという効果がありますから、アンチエイジングには最適な果物です。

カリウム

りんごにはカリウムも多く含まれています。

カリウムは体内の塩分を外に排出させる役割があるため、高血圧を予防することができます。

有機酸

りんご酸やクエン酸を豊富に含んでいます。

だから胃腸の働きが良くなり、殺菌作用も期待できます。

クエン酸のお蔭で、美肌効果もあります。

 

どんな人におすすめ?

リンゴはどの様なタイプの人が利用すると良いのでしょうか?

ダイエット中の人

りんごにはビタミンA、C、Eが豊富

    • カリウム
    • β―カロテン
    • ビオチン

といった成分も豊富です。

りんごたった一個にはカロリーが138Kcal(255gのりんご)ととても少なく、ダイエット中に栄養を取りながら、低カロリーで過ごすには非常に最適な果物です。

ダイエット中の間食にもおすすめです。

滋養を取りたい時に

よく風邪をひいている最中に、りんごのすり下ろしたものを食べたことはありませんか?

りんごは

    • ビタミン
    • ミネラル
    • 食物繊維

が豊富なため、病中病後などに食べると滋養がついて回復が早くなるといった効果があります。

二日酔いや疲労が溜まっている人

リンゴの中に含まれるビタミンCやりんご酸などが、疲労回復をしてくれますから、二日酔いや疲労が溜まっている人には体力回復にとても効果があります。

アンチエイジングを望む人

ポリフェノールを多く含むりんごは、美肌を目指す方にもおすすめです。

紫外線による肌の老化をいち早くキャッチして回復させ、ビタミンで肌を美しくします。



食べる量やベストなタイミングは?

では一体いつりんごを食べるのが効果的なのでしょう。

カロリー等と合わせてみていきましょう。

カロリーはどれぐらい?

りんごの100g当たりのカロリーは57Kcalと果物の中では、若干カロリーが高めになっています。

同じ果物ではみかんは100g当たり46Kcal、グレープフルーツは38Kcalになっていますから、カロリー的には高めの果物です。

しかし量を摂らなければ気にすることはないでしょう。

ベストなタイミングは?

りんごのGI値はなんと39と、非常に低めです。

だからリンゴでダイエットすると

    • 血糖値が急激に上がらない
    • カロリーもほどほど
    • 栄養素もまんべんなく取れる
    • むくみもとってくれる
ので効果があるのです。

りんごを食べるタイミングとしては、ダイエット中なら一食置き換え程度にして、他の2食は食事を摂るようにしましょう。

特に朝食の時にリンゴを食べると

    • りんごの糖分が脳の目覚めをよくしてくれる
    • りんごの持つ酵素の働きで消化吸収がよくなる
    • 食物繊維で便通が良くなる

と効能がたくさんありますから、なるべく朝に食べるようにしましょう。

逆に夜に食べたとしても、食事と置き換えダイエットをすると、余分なカロリーを摂ることもなく、すんなりダイエットがすすむので、朝夜ともにおすすめです。

 

さらにりんごの効果を高める食べ合わせは?

りんごにはビタミンCが含まれていますが、さらにビタミンCを豊富に含む食材と一緒に食べると、疲労回復や老化防止に役立ちます。

また

    • バター
    • アボカド
    • あんず
    • バナナ
    • さつまいも

といった食材と一緒に摂ると、便秘予防にもなります。

 

おすすめレシピ3つ

ここでりんごを使ったおすすめレシピを紹介しましょう。

りんごとブロッコリーのサラダ

りんごとブロッコリーで、ビタミンCがたっぷり!

<材料4人分>

ブロッコリー 1個
きゅうり 1/2
残り野菜(人参、キャベツなど)適量
りんご 1/6
かにかまぼこ 6個
マヨネーズ 大さじ2(おこのみで)
塩、こしょう 2振り(おこのみで)

<作り方>

1)きゅうりやりんごはくし切り、残り野菜は食べやすい大きさに切る
2)かにかまごこは1cmくらいの輪切りにしておく
3)1)と2)を混ぜ、そこにマヨネーズを入れ、塩コショウで味を調える

りんごとバナナのケーキ

りんごとバナナを使った優しい味のケーキです。

<材料>

ホットケーキミックス 100g
リンゴ 1/2個
バナナ 1本
卵 1個
牛乳 50cc
バター 40g
砂糖 大さじ 1~1.5

<作り方>

1)リンゴは皮をむいて、5mmのいちょう切りに、バナナは縦に4当分して2~3㎝幅に切る
2)フライパンにリンゴとバナナ、砂糖を入れてバターでいためる
3)ボールにホットケーキミックスをいれ、卵、牛乳を入れる。
4)混ぜたホットケーキミックスに、冷ました焼いたりんごとバナナを加える
5)型に入れて、170℃のオーブンで30~40分焼けばできあがり

人参とりんごのヨーグルトサラダ

人参とヨーグルトとりんごの相性は抜群!

<材料>

人参 半分
リンゴ 1/4
トマト 適量
水切りヨーグルト 大さじ1?1.5
マヨネーズ 小さじ2?3好みの量
塩 少々
こしょう 少々

<作り方>

1)人参、りんごは3~4mの細切りにして、トマトは輪切りにする
2)ボールに1)と水切りヨーグルト、マヨネーズを入れて良く混ぜる
3)お好みで塩コショウを振る。(レーズンをトッピングしてもおいしい)

 

まとめ

りんごダイエットが空前の大ブームになったのは一昔前ですが、その頃は全ての食事をりんごにするという、かなり無謀なダイエットでした。

今では三食をりんごにすると、リバウンドがくるので、一食置き換えダイエットが主流です。

りんごはこれだけ様々な栄養素が含まれていて、食物繊維も豊富で、カロリーも低く、美肌にも良いという優れた果物です。  
 
是非ダイエットの時には、小腹がすいた時の一食置き換えのアイテムとして、手物にいつも置いておきましょうね。