30Mar
2018

2018/03/30 2018/03/30 永瀬なみコラム

【最新版】つるむ=交尾!?意外と知らない「昔とは意味が違う言葉」

何気なく使っている言葉が、実は昔の使い方と違う意味に変わっているということがあります。

また、本来の意味とは違う使い方をしている場合は、知らないまま使っているといつか恥をかいてしまうかもしれませんね。

そこで今回は、昔とは違う使い方になっている言葉をいくつかご紹介します。




絡む


この言葉は、とくに若い人は“話す”“やり取りをする”というニュアンスで使う人が多いですよね。

でも、実は昔はこの言葉にそんな意味はなく、ここ10年ほどの間にそういう意味での使い方をされるようになりました。

「良かったら絡んでね」「LINEで絡んでみて気が合いそうなら遊ぼうよ」という使い方が主流なのですが、こう見るとインターネット上での出会いが増えたことも関係している気がしますね。

では、本来は「絡む」にはどんな意味があったのでしょうか?

『大辞林 第三版』によると、「絡む」という言葉には5つの意味があるようです。

①細い物が他の物の周りに巻きつく。また巻きついて、動きなどを妨げる。
②まといつく。つきまとう。
③関係をもつ。
㋐別のことが関連して、事態を複雑にする。「金銭問題が-・む」
㋑ある事に関連する。「入試に-・むうわさ」
④いやがらせを言う。言いがかりをつける。
⑤「からめる」に同じ。

出典:https://kotobank.jp/

この中には、今の使い方と同じニュアンスの意味はありません。

これは予想ですが、恐らく「酔っ払いが絡む」「機嫌が悪くて絡んでくる」という使い方が変形して“話す”“やり取りをする”という意味になったのでしょう。

仲良くなりたい子には、何かとちょっかいを出したりメールを送ったりしますよね。

このように“仲良くなりたいから絡む”という行動から、今の使い方になっていったのではないでしょうか。

似たような言葉に「つるむ」というものがありますが、これも昔は「不良がつるんでいる」という使い方が主流でした。

“悪い人達が仲間と一緒に悪さをしている”というニュアンスですね。

今もそういう意味で使うことはありますが、どちらかと言うと仲の良い友達が“一緒にいる”という意味で使います。

ちなみに、「つるむ」には「交尾する」「つがう」という意味もあるようですよ!

 

いじる


「いじる」は、いじられキャラという言葉もあるほどよく使われる言葉の1つですね。

「いじる」が変形して、「いじり倒す」「ムカつくいじり方してくる」という使い方もします。

では、本来の「いじる」にはどんな意味があったのでしょうか?

先ほどと同じく『大辞林 第三版』を参考にしてみました。

①(必要もないのに)さわったり、動かしたりする。もてあそぶ。
②本格的にではなく、趣味でする。遊びでする。何かをすることの謙称としても用いる。「パソコンを-・っています」
③はっきりした目的・方針もなしに、あるいは部分的に組織などを改変する。「機構を-・る」
④弱い者をいじめる。困らせる。

出典:https://kotobank.jp/

これも予想ですが、恐らく④の弱い者をいじめるという意味からきているのでしょう。

言葉を省略することもよくあるので、「いじめる」→「いじる」となった可能性もありますね。

『デジタル大辞泉』には、“おもしろ半分に、いじめたり、からかったりする。

「先輩が新入社員を―・って楽しむ”という意味も記載されていて、補足として“自分のことをいう場合には軽い自嘲や謙遜の気持ちを、相手のことでは小ばかにした気持ちを含むことがある。”とありました。

出典:https://kotobank.jp/

確かに、先輩や上司を「いじる」ということはあまりしませんよね。笑



してあげる


私は普段この言葉の間違った使い方を聞いてイラッとしてしまうことが多いのですが、みなさんはいかがでしょうか?

例えば、

    • 料理中に「ここで水を加えてあげましょう」
    • 美容室で「オイルをつけてあげてください」

など、例を挙げるとキリがありません。

擬人化の極みとでも言いますか、“してあげる相手”が違うと感じます。

水を加えるのは野菜のためではないですし、オイルをつけて喜ぶのは“髪”ではありませんよね。

スタッフ同士の会話ではアリでも、“お客様の髪”に対する言葉としてお客様本人に言うのは間違っています。

“こうすると良いですよ”というニュアンスで使っている人が多いこの言葉ですが、本来はどんな意味の言葉なのでしょうか?

「あげる」という言葉にはたくさんの意味があるので、近い意味を抜粋します。

⑫「与える」「やる」の丁寧な言い方。「この本,あなたに-・げます」
㉓(補助動詞)動詞の連用形に接続助詞「て」の付いた形に付き,主語で表されるサービスの送り手が他人のためにすることを送り手の側から表す。(普通は仮名書き)「友達に本を貸して-・げた」「お宅まで送って-・げましょう」
〔「…てやる」と異なり,受け手に対する軽い敬意がこめられている。目上に対しては「さしあげる」を用いるのが一般的〕

出典:https://kotobank.jp/

「してあげる」と言われると、どこか上から目線の言葉に感じてしまいますが、本来は敬意がこめられた言葉なんですね。

確かに「してやる」と言われるのとは大きな違いを感じます。

恐らく、先ほどご紹介したような変な使い方になってしまう人も、「やる」を「あげる」に変えることで丁寧に言ったつもりになっているのが原因なのではないでしょうか。

でも、正しくは「ここで水を加えましょう」「オイルをつけると髪にツヤが出ます」という言い方ですので、変な擬人化をしてしまわないように気をつけてくださいね。

 

おわりに

いかがでしたか?

昔とは違う意味の言葉や、間違った使い方をしている言葉は意外と多いものです。

たまにはゆっくりこんなことを考えてみるのも、結構おもしろいかもしれませんね♪