ラーメンやパスタも好きだけど、さっぱりとしたそうめんやひやむぎ、うどんなどが食べたくなることも多いですよね。

暑い季節になると頻繁に食べるそうめんやひやむぎ、冷やしうどんですが、この3つの違いは何なのかと気になったことありませんか？

そこで今回は暑い季節に食べたくなる日本ならではの麺類、そうめん・ひやむぎ・うどん について、違いは何かというテーマでお送りします。

素朴なこの疑問を一緒に見ていきましょう。

麺類を語るうえで重要なのが小麦粉の種類！

ラーメンやパスタ、うどん、そうめん、ぎょうざの皮、ケーキ、クッキーなど、小麦粉を使った料理はとても多いです。

ただし、使用されているのは、どれも同じ小麦粉ではないということを知っていましたか？

小麦粉には種類があり、その種類によって合う合わないがあるのです。

そこで、そうめん・ひやむぎ・うどんの違いを確かめるために、どの小麦粉が使われているのかを踏まえて説明をしていきますね。

強力粉はパンやピッツアに最適！

弾力のある仕上がりにできるので、パンやピッツァ生地、ぎょうざの皮などの最適な小麦粉です。

粒が粗く、かむたびに小麦粉のやさしい味わいを感じられるのも特徴です。

中力粉はうどんなどの麺類作り

うどんなどの麺類に使われるのが中力粉です。

薄力粉でも作れますが、コシが弱くあまりおいしく仕上がらないので、中力粉で作ります。

そうめんやひやむぎも、うどんと同じく中力粉で作るので、そうめん・ひやむぎ・うどんは材料はまったく同じということです。

強力粉よりは少し弾力や粘りは少なめですが、薄力粉よりは強いため、うどんなどの麺類に使われています。

ケーキやクッキーは薄力粉で作ろう！

ふんわりやわらかいスポンジや、サクッとした口当たりのクッキーを作るのにぴったりなのが薄力粉です。

あとはサクッと軽い食感の衣を楽しむ天ぷら にも使われます。

薄力粉は弾力のある強いコシが必要のない料理にぴったりです。

キメが細かいので、繊細なお菓子作りに向いています。

ミネラルたっぷりの全粒粉

全粒粉は胚芽などが含まれた何も取り除いていない小麦そのままの味わいがある小麦粉です。

普通の小麦粉とは違い、独特な風味があり、ミネラルが豊富で健康志向の人に人気があります。

ある意味万能の小麦粉なので、パンやケーキ、ピッツァなど、どんなレシピにも使えます。

どの料理が最適なのかということはなく、ミネラルがたっぷり入っているので、健康に気を使う人は、全粒粉を使ったレシピを好んで作っているのです。

パスタにはデュラムセモリナ

デュラムセモリナは、デュラムという種類の小麦を粉にした小麦粉のことで、主にパスタに使用されています。

パスタが少し黄色くなっているのは、デュラムセモリナがもともと黄色だからなのです。

タンパク質（グルテン）がとても多いので、少し甘みのある、非常にモチモチとした弾力の強い生地が作れます。

そうめん・ひやむぎ・うどんはどう違うのか？

そうめん・ひやむぎ・うどんのいずれも同じ中力粉が使われていることがわかりましたね。

となると、違いは作成過程にあるのかもしれません。

この点を踏まえて各特徴や作成過程を見ていきましょう。

そうめんの特徴や作成過程

材料は中力粉と塩、水のたった3つです。

これをコシが出るように練っていきます。

このあと、乾麺として出荷されるのですが、この過程がポイントです。

そうめんは植物油を使い麺をのばしていくのですが、このときの麺の太さは1.3mm以内（日本農林規格）とされています。

ひやむぎの特徴や作成過程

ひやむぎも材料はそうめんとまったく一緒です。

コシを出すように練っていく過程は同じで、乾麺にするときに、植物油でのばしていくのですが、太さを1.3mm～1.7mm（日本農林規格）内で作ることとされています。

うどんの特徴や作成過程

うどんはそうめんやひやむぎと違うのでは？と考えている人もいるかとは思いますが、うどんも材料はまったく一緒です。

乾麺として出す場合はそうめんやひやむぎと同じく、植物油でのばしていくのですが、太さは1.7mm以上（日本農林規格）となっています。

太いだけあって、コシが強く小麦粉の味わいを強く感じるのが特徴 ですね。

そうめん・ひやむぎ・うどんの違いは麺の太さ！

調査の結果、そうめん・ひやむぎ・うどんの違いは麺の太さであることが判明しました。

どれも味わいが違うように感じるのですが、材料はまったく一緒ということです。

太さが違うだけで、食感や味わいにかなり違いがありますよね。

暑い季節にそうめん・ひやむぎ・うどんを食べ比べをしてみるのはいかがでしょうか？

参考URL：http://www.nihontenobe.com/