19Jun
2018

2018/06/19 2018/06/19 おもしろコラム

元バスガイドに観光バス業界の裏側をあれこれ聞いてみた

大人になると、なかなか新しい友人ができにくいものですが、

唯一ともいえるのは、浅くて薄い関係でお馴染みの子どもを通じたママ友。

その中に元バスガイドというママさんが数人いました。

一般市民にしてみれば、謎のベールに包まれたバスガイドの世界

せっかくなので「旦那とか子供の話より、そっちのディープな話を聞かせてよ!」とガッついてみました。




とりあえず「楽しいこと」を聞いてみた


まずはジャブとして向こうが話しやすそうなポジティブな話題から攻めました。

「いろいろ観光地に行けるから楽しそうだね」

「知識があるからプライベートの旅行でも重宝されるんじゃない?」

「地方の美味しいものも食べられるね」

「うん。でも、週3で伊勢神宮とかは、ね…」

「うん。でも、仕事で行くようなとこには行かないかな」

「うん。でも、バスガイドは赤福のありがたさに麻痺してるよ」

要約すると、楽しいっちゃ楽しいけど飽きるそう。

彼女は、東海地方のバスガイドだったため伊勢神宮と愛知万博会場は腐るほど行ったそう。

むしろ、腐っていたそう。

ちなみにバスガイドをしているとお出かけの距離感がバカになるらしい。

「ぷらっと出かける」場所が、大体片道2時間コースだったり。

誘った相手に微妙な顔をされて「バカになってる」と気がつくのだそう。

 
 

ずっと気になってた素朴な質問をしてみた


小中学の修学旅行から、バスガイドさんに対してほのかに抱いていた疑問の数々。

思春期に戻った気分で質問してみました。

観光中って何してるの?

お客さんが観光している間、バスガイドさんたちは何をしているのか?

待機だそうでっす!

ディズニーランドは特に待機時間が長いそう。

一泊のディズニー旅行だと、当日ディズニーランドに着いたら翌日まですることがないそう。

一応拘束時間なので、ディズニーランドにも入れない。

園内に詳しくはないが、道中にはやたらと詳しくなる のだそう。

どうして宿泊先では遭遇しないの?

ホテル到着後に姿を消して、翌朝バスで再開する。

その間、バスガイドさんはどこにいるの?

ホテルの廊下でも温泉でも朝食会場でも遭遇しないのはなぜ?

それは、同じところに泊まるとは限らないから。

もし同じなら、お客さんの夕食中に入浴を済ませるなど、時間をずらす。

だって、なんか気まずいじゃん。とのこと。

確かに、バスガイドモードじゃない時にお客さんと遭遇するのは面倒かもしれない。

ましてや、風呂で修学旅行の中学生なんかと一緒になって後日あれこれ弄られるのも面倒臭い。

ちなみに別宿の時は、お客さんより良い宿である確率はゼロとのこと。
 
 


お客さんあるあるを聞いてみた


じゃあ、そろそろ本音を聞いてみたい!

ぶっちゃけ、面倒なお客っているんすかね?

バスという名の密室ではどんなことが繰り広げられているんすかね?

学生軍団の場合

いわずと知れた修学旅行の子どもたち。

面倒なのは、拙い下ネタだそう。

幼児のような、うんこちんちん期が過ぎた彼らの鉄板はこれ。

生徒「バスガイドさんはやったことありますかー?」(ここでバス内爆笑)
バスガイド「なにをですか?」(ここでまたバス爆笑)

端から聞いてもくだらねえ

5年後の君が見せてやりてえよ!

でもまあ、ヒートアップしたら同乗している先生が叱ってくれる らしい。

それが独身男性教員だったりすると、

生徒「ヒュ〜〜〜ウ♪」(またしてもバス内爆笑)

非日常に浮かれる思春期のテンション、うぜえ!心折れろ!

でも、修学旅行あるあるですよね。

自分たちの頃からそういうのってあった気がします。

ちなみに、未だに「一緒に写真撮ってください」は健在だとか。

男性客の場合

なんちゃらの青年団とか消防団とかの、男だらけのバスツアー。

後方座席を回転させてテーブルを囲む「サロン仕様」のリクエストが多く、序盤から酒・花札・麻雀にふける人がほとんどらしい。

往路で飲んで、ほろ酔いで観光して、復路でまた飲んで寝る。

バスガイドの話はほぼ聞いていないし、各々好き勝手過ごしてるからある意味楽 だそう。

ただ、どうやらクレーマーが多いらしい!

「カラオケがうるさくて眠れない!」

「予定時刻通りに着かないじゃないか!」

こういう「どうしてくれるんだ」的な怒りをバスガイドにぶつけてくるのは絶対的におっさん。

「老害の入り口を見た」とつぶやく彼女たちが切なかったです。

女性客の場合

観光ツアーは基本的にこれだそう。

おばさんばっかし。

それでもって、良い子らしいんですよ。

バスガイドの話を聞くしリアクションもある

あとは、飲んで食べて喋って…

たまにバスガイドに質問したりもしてくれるらしい。

めっちゃ楽しんでる

しっかり元取ってる

どこにでもいる飴とか配りはじめるおばさんは存在するらしいけど、

そんなのバスガイドにとっては何の害もなし。

おばさん客は優秀に尽きる そう。

高齢客の場合

意外と一番曲者なのは高齢者。

というか、おじいちゃんだそう。

実はここに潜んでいました。

バスガイドに対するセクハラ

手口はパターン化しているそうで、

  • バスガイドがお茶を配っている時に、お尻を触る。
  • バスガイドの名札を指差しで見るふりをして胸を触る。

こんな感じらしいです。

「ジジイの性欲をなめちゃいかん!」

元バスガイドのセリフに大きく頷いていたのは、介護の仕事をしているママ友でした。

ちなみに介護施設でもあるあるだそう。

でも、みんな慣れちゃって「はいはいはいはい」とあしらっているとのこと。
 
 

バスの運転手との関係を聞いてみた


バスガイドは運転手の世話をしなくちゃいけない

この噂、本当ですか?と聞いてみた。

その解答がこちら!

「そうだよ、泊まりのツアーだとそうなるよ」

ホテル泊ならまだしも、旅館泊だと相当気を使うらしい。

食事の時間のお伺いを立て、宿に連絡し、食事中は酒を注ぎ、飯をよそう。

別室でこそあるものの、布団の上げ下げまでしてやったこともあるそう。

まるで昭和の嫁

それがうまくできないと不機嫌になる運転手もいるそう。

もちろん、先輩バスガイドからも「気が利かないわね!」とお叱りを受けるそう。

そんなのって、そんなのって、マジでかわいそう

「寡黙に運転してるおっさん」というイメージしかないのに、まさかの関白宣言。

何も知らないお客からしたら、ちょっとした怖い話ですよこれ。

その一方で、不倫も横行しているそう。

二人っきりの時間が多くなるので、どうしてもそうなっちゃうんだって。

中にはバスガイドと不倫して離婚して再婚して、またバスガイドと不倫しちゃう運転手もいるんだって。

もう、見る目変わっちゃうよ。

バスツアーに参加したらそういう目で見ちゃうよ!

そんな事実を知ることができました。

まとめ!ネタになる

やっぱり、特殊な仕事なので話を聞くのは面白い

聞きたいこともたくさんあるし、元バスガイドはネタをいっぱい持ってます。

ママ友とか苦手だなーって人は、元バスガイドのママ友を探してみては?

変わった客シリーズをおかずに軽く2時間は話せますよ!